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四万十川最上流部の鮎釣り

最後の清流と言われる高知県四万十川には沢山の支流があります。
その中でも最大支流の梼原川水系の上流部の鮎釣りの紹介です。

梼原川は大正町に津賀ダムがあり、そのダムより下流は四万十川中流漁協が管理し、上流は梼原町と津野町が管理しています。

今回はそのダムより上流です。
かつて四万十川河口から遡上してきた鮎の大半が梼原川にのぼり、津野山鮎といわれる30cmオーバーの背中の盛り上がった鮎に成長しました。

しかし戦時中に大きなダムが造られ、巨鮎の川は死んでしまいました。
ダムを管理する四国電力が稚鮎の放流事業を始め、現在は梼原町と津野町と四国電力の共同で放流事業を行っています。

鮎釣りの解禁は毎年6月15日です。
もともと鮎の成長が早い川だけに解禁時から23cm級が掛かります。
終盤には28cmくらいになります。

鮎釣りのポイントの広大で、本流の梼原川そして支流の四万川、北川川と合計3河川があり、全域まんべんなく放流されています。

標高300mから400m位の河川ですので水質が非常によく、透明度も高く、景色も最高です。
渓谷状の岩盤大岩が点在する川相でポイントもわかりやすく、初心者でも釣り可能です。

おとり鮎の販売は北川川の新田の下流の北川から番城付近に集中しています。
このため北川川は放流鮎も多いですが釣り人も多くなっています。
逆に梼原川や四万川は釣り人も少なくゆったりとした釣りができます。

ただ悲しいかな、この広大なポイントに総放流量が4トン位なので、釣り人が大挙してくると7月末には魚影が薄くなります。

それでも鮎さえ残っていれば8月いっぱいまでは楽しめます。
9月に入ると水温の低下と共に、鮎が産卵の準備をし始めるためか掛からなくなります。

有名な四万十川の本流の大鮎もいいですが、最上流部の良型鮎もお勧めです。

by seityouudoku | 2016-09-20 14:30